わたしたちの体は年齢を重ねるごとに酸化してさびてしまいます。

加齢による体の不調は、この体のサビからきているものも少なくありません。

体のサビを抑制・改善する事で、疲れや肌荒れなど多くの体の不調をととのえていく事ができます。

ここでは体のサビを防ぐ事のできる抗酸化作用について、管理栄養士が解説致します！

抗酸化作用とは

抗酸化作用はわたしたちの体にとってたいへん重要な作用です。
活性酸素という物質により体が酸化されてしまう為、この活性酸素を撃退する必要があります。
それが抗酸化作用というものなのです。
・活性酸素とは
・抗酸化作用のはたらき

活性酸素とは

活性酸素とは、体内に取り込まれた酸素のなかでも活性化された酸素の事をいいます。
活性酸素が細胞を攻撃して悪化させる事により、生活習慣病や老化などを引き起こすとされています。

抗酸化作用のはたらき

抗酸化作用とは活性酸素の除去、産生抑制、活性酸素により攻撃された細胞の修復などをする作用です。
抗酸化作用には食品から抗酸化物質を取り入れる外因性と、体内で合成される内因性があります。

抗酸化物質の種類

食品に含まれる抗酸化作用のある物質には様々な種類があります。
抗酸化力の強い代表的なものをいくつか紹介致します。
・ポリフェノール
・カロテノイド
・ビタミンC
・ビタミンE

ポリフェノール

赤ワインに多く含まれているポリフェノールは水に溶けやすく持続性がないのが欠点ではありますが、抗酸化力の強い物質です。
何千種類もあるポリフェノールは、大豆やブルーベリー、緑茶や胡麻やそばなどに含まれています。

ビタミンC

ビタミンＣは体内で生成する事のできないビタミンである為、食品からの摂取が必須です。水溶性で熱にも弱いので、ビタミンＣが多く含まれる果物や野菜などは生のまま食べると良いでしょう。

ビタミンE

脂溶性であり過剰症の基準が設けられていますが、普段の食事で過剰になる事はほぼありません。
サプリメントなどでの摂取には少々注意が必要です。アーモンドなどのナッツ類やオリーブオイルなどの植物性の油に多く含まれています。

抗酸化物質を摂って体質改善！

わたしたちの体は酸化に弱い為、酸化に対する対抗性が必要です。
抗酸化物質をこまめに摂る事で酸化を防止し、体質改善が期待できます。
抗酸化物質の摂取による体質改善のコツを覚えておきましょう。
・抗酸化物質の上手な摂り方
・体を動かそう
・睡眠をしっかり取ろう

抗酸化物質の上手な摂り方

抗酸化作用を持つ栄養素は持続性の短いものが多い為、こまめに摂取する事が必要です。
また、抗酸化物質は単独で摂るよりもいくつかの食品を組み合わせてバランス良く摂る事で効果が上がるといわれています。

体を動かそう

適度な運動は体の酸化抑制につながります。
急激な運動は活性酸素を産生してしまうので注意が必要です。

睡眠をしっかり取ろう

十分な睡眠は、体をしっかりと休めてストレスや体質改善にもつながります。
7時間程度の睡眠を確保できると良いでしょう。

抗酸化作用まとめ

体質改善だけではなく肌荒れやストレスへの対抗性など、多くのメリットが期待される抗酸化物質。

現代人の疲れやストレスは、日頃の食生活を注意する事によってしっかりと改善されていきます。

忙しい毎日で食生活が乱れてしまう方も多いと思います。

時にはサプリメントを利用し、普段の食生活では抗酸化物質の摂取を少しだけ心がけてみて下さい。

時間はかかりますが、きっとあなたの身体に変化が現れる事と思います。

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